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3.
ずっと喉が渇いている。 ざらざらとした陽射し。 もう少しで思い出せそうなこの匂い。 その手をにぎりながら 考えたことだけが残る。 私はどこにいたのだろう。 あでやかさにたじろぎ。 内なる哀しさに共鳴し。 背中合わせの。 孤高の赤々。 ぱらりと落ちる花びら。 痛みとともに喉が潤う。 その調べ。 その追憶。 もう夕闇で見えない。 あれはいつかの。 あの赤のこと。 |
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2.
それはあなただけに教えたこと あの時にただ一度だけ教えた、あのこと。 その残響を。 たぶん悪魔が。 いいえ、天使が。 かくして始まる。 私を放してはくれないのね? 裁かるる欲望。 優美な、なんて優美な。 その場限りの。 瞬く間の。 永遠を。 得るための孤独。 |
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